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2007年05月16日
●『善悪』について
道元禅師の言葉に『人の心、もとより善悪なし。善悪、縁に随ておこる』というのがある。これは禅師の侍者であった懐奘により書き残され今に伝わっている。意味は「全ての現象・事象には人の決めた“善悪”とは無関係な“因”があり、それが“縁”に触れて“果”となり、また因となり回り続けて返ってくる。それが因果応報。だから回向返照。“本来”に善悪などはないが、道徳的な善悪、儒教的な善悪、世界で異なる法律的善悪。夫々で異なる宗教的善悪。善悪の基準は心の汚れ具合で皆少しづつ異なるが、己の清心の基準で善をなし、ひけらかす事をしないことは大切な事。だが、残念ながら人間は染まり易い。だから“したい事より、すべき事。すべき事より出来る事を大事にしよう。己の認識の有無には関係なく、縁が“善果”を結ぶ場合もあれば“悪果”を結ぶ場合もある。そして、それがまた“因”となる『因果一如
』。真理は永遠に繰り返す。どんな人間でも、生きていれば悪因の無い者も、善因の無い者もいない。問題は“何れに偏っているか”である。如何なる結果も自業自得。だからこそ、『全てを素直に受け容れる』のが一大事。それがどの様に評価されるかなど気にしちゃならん。出来る事に全力を尽くして、知足(足るを知る)。
◆良寛さんの一言
『災難に逢う時節には災難に逢うがよく候。死ぬ時節には死ぬがよく候。これはこれ災難をのがるる妙法にて候』人は誰もが災難や死から逃れたいと思うものだが、不安や恐怖に逆らおうとする心はストレッサ
ー、ストレスの原因。望まぬ方向への道案内。だからね、何事にも逆らわず、力を抜いて素直に受け入れてこそ、この身即ち仏なり。この智(地)即ち蓮華国。それが妙法。 俗世間の善悪は相対的。心を無にして生きことこそ善、そして禅、そして然、そして全。
一日一生 慧智(070515)『願以此功徳 普及於一切 我等與衆生 皆共成佛道』
◆報告:薬は薬で毒は毒は西洋の二元論物語。東洋は薬は毒で毒は薬。意味深長だな。
投稿者 echi : 2007年05月16日 00:49
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