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2007年05月12日
●良寛さんの漢詩に学ぶ
人心各不同 如面有相違
倶執一般見 到処逓是非
似我非為是 異我是為非
是我之所是 非我之所非
是非始在己 道固不若斯
以竿極海底 祗覚一場疲
◆慧智の読み下し(二句読み)
人心(にんしん)、各おの同じからず、面に相違のあるが如し。
倶(とも)に一般の見を執(しゆう)し、到る処 逓(たがい)に是非す。
我に似れば非も是と為し、我に異なれば是も非と為す。
是は我れの是とする所 非は我れの非とする所。
是非は始より己に在り、道は固(もと)より斯くの若くならず。
竿を以て海底を極めんとすれば、祗(た)だ疲れを覚ゆるのみ。
◆慧智の超訳
人の心は顔に違いがあるように皆異なるものだ。
しかし、皆、自分の考えに固執し、相手の考えの是非を決め付ける。
問題は、自分の考えに似ていれば相手を肯定し、異なっていれば否定するところだ。
つまり、是々非々は最初から自分の尺度で決め込んでいるということだ。
ところが、自分が決め込んである是々非々の基準は、しばしば道理に反するものだ。
それは、竿で海底を突こうとするようなもので、疲れ果て空しさが残るだけの話なのだ。
◆要約すれば『人間には個別的特性(個性)があり、各々が自分の価値観に固執して相手の是々非々を判断するが、結果的には真理を見過ごし空しさだけが残るものだ』と言っている。
◆禅士に問う。
禅では、個性の違いを表面上では認めているが、真理は“無個性”だと個性を断じているが、何故か。
一日一生 慧智(070512)
『願わくは、この功徳を以って普く一切に及ぼし、我らと衆生と皆ともに、仏道を成ぜんことを』
投稿者 echi : 2007年05月12日 19:28
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