« 野狐禅和尚の辻説法『よく学び、よく働く』 №808 | メイン | お応えします『坐禅をすると頭がよくなりますか?』 №810 »
2005年07月19日
野狐禅和尚の辻説法『時々勤払拭』 №809
『時々勤払拭』は、「じじ・に・つとめて・ふっしき・せよ」と読み、私は座右の銘にしている。出展は六祖壇経に出てくる神秀の偈の一部で、「身は是れ菩提樹、心は明鏡の如し。時々に勤めて払拭し、塵埃を惹かしむ莫れ」に出てくる。本来の己は仏そのものなので、日々修行に勤め、心に煩悩という塵埃が付かないようにしなければならない、という意味だが、これに対して、六祖慧能が「本来無一物。何処にか塵埃を惹かん」と喝破したのは有名な話で、この一言の重みが五祖である弘忍の印可を受けることになったと伝わる。
月に一回、一月の塵埃を落す活人禅会は大事であることは言うまでも無いが、毎日20分でも40分でも、ネット禅会で坐ることが大事だ、と感じさせてくれる句だと思いませんか?本来無一物を悟り切っていれば、塵埃すら無いはずだが、本来無一物を頭で理解している程度では、『時々勤払拭』という日常の心を刻み込んでいることが大切です。俗人は、今、此処で出来る事でも、ついつい明日に延ばしてしまうことがある。学生であれば、予習も大事だが、復習が大事。「明日にしよう」という心こそ“塵埃”だと私は思っている。“ま、良いか”という気持ち。よく有るだろう。しかし、それこそが“塵埃”。つまり“煩悩”に引き回されないことが大事です。今、此処で出来る事は直ぐする。本当に大事な事ですね。怠け心が起きそうな場所、例えばトイレや机の前には必ず「時々勤払拭」と書いて貼っておこう。さてさて、我が家には何枚貼ってあるかな。今すぐ、見に行こう。
慧智(050719)
蛇足:机、トイレ、洗面所、風呂、4枚もあった。お世話になります。大掃除も大事だが、やはり、一日一生。日々こそ一大事。
投稿者 echi : 2005年07月19日 21:29