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2005年06月25日

野狐禅和尚の辻説法『尋常茶飯(じんじょう・の・さはん)』 №788

 僧堂10年は中途半端な修行歴だが、坐禅と公案の日々は“禅脳思考”という貧弱な脳を完全に使い切る訓練となった。しばしば、人間は脳の能力の20%以内しか使っていないと言われる。ところが、10年程度の僧堂修業をした禅坊主は、私の感覚で、一般の人の脳の活用量の2倍は使っていると思える。その原因というか結果というかは別にして『公案』は、賢愚一如に成り切らなければ透関できない。私は“それ”を禅脳思考と名付けている。水平思考と垂直思考を止揚した空間思考とでも言うものだ。一を知って十を知り百に活かせると言ってもいいだろう。常識人の多くが習慣的に行なっている垂直思考、発想が豊かとか創造力があると言われるアントレプレナー型の思考法である水平思考、そしてそれら二次元思考を超える三次元思考である立体思考。禅脳思考はそれに時間を加えて乗り越えてしまう四次元思考とでも言えるだろう。それを一言で表現しているのが、表題の『尋常茶飯』という言葉で、誰にでもある日常の事実に接して瞬間的に事実の背後にある法則性や真理を見抜き、それを一転語という『言中有響(ごんちゅう・に・ひびき・あり)』の短く単純だが言葉の中に言葉以外の妙意を持たせた短文(教訓のような表現)に表わし、そして、即其れに成り切る。正に達磨大和尚の二入四行の実践が“自然”に出来るようになっている。繰り返しになるが、一を知って百を知り千に活かすのは“朝飯前”という事。ローコスト・ハイパフォーマンスとは正に“禅脳思考”の為せる業。もっと今流に言えば、ファミコン並のCPUでスパコンのCPUをも凌ぐ“スーパーソフト『THE ZEN-KNOW』とでも言える。蛇足だが、スパコンにzen-knowソフトが乗っているのような人が“高僧”。
 活人禅会では、その“禅脳思考”を体得して頂いている。一つの事実から真理や法則性を発見し、それを最小限の記憶容量でハードディスクに記憶させ、それに無数のシナップスを付けて、汎用性のある知識ユニットとしてしまい、瞬間にテストランさせ、ニューロンの結束をしてしまうのである。勿論、その方法は“坐禅”と“作務”以外には無い。
 禅は“悟り”である。悟りとは“真理”の実感である。真理とは一切皆空である。一切皆空とは、全ては一瞬の現象であるということ。故に一瞬の現象に150億年を観る事が出来るのである。
■:林檎が落ちるのを見た・・・出会った事実
◆:全ての物体は大に小が引き寄せられる。・・・・その瞬間の閃き(悟り)
●:万有引力、人同士も引き合う。・・・・一転語
★:私は、引き合う力を増幅している人間である。・・・行動
終りに、禅脳思考、別に工夫無し。
以上が、今日、数年ぶりにお尋ね頂いた店舗開発の日本有数のエキスパートとお話している最中に、自分でも気付かぬまま潜在意識がパラレル処理していた内容で、NET禅会が終わると、無意識にキーボードの上を指が走った結果で、これが禅脳思考なのだ。
慧智(050625)

投稿者 echi : 2005年06月25日 15:42

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