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2005年06月10日
野狐禅和尚の辻説法『梅雨入りしました』 №773
いよいよ梅雨入り。これから4-50日は、植物が暑い夏に耐えられるようにと恵みの雨が降ります。
無門関に『春有百花秋有月 夏有涼風冬有月』、春に百花あり秋に月あり、夏に涼風あり冬に雪あり、とあります。自然とは実に“風流”ですね。
人生にも自然と同様、雨の日も晴れの日もあるでしょう。それを自分の都合で“良い日、悪い日”というのは些か問題があります。まあ、正確な表現をすれば『都合の良い日、都合の悪い日』ということでしょう。同様に、天気に良し悪しはなく、どんな日でも“一生に一度の一日”です。晴耕雨読。長雨なら勉強が捗り、晴が続けば仕事が捗ります。降って良し晴れて良し。正に碧巌録に出典をもつ『日々是好日』。それを延長すれば無門関に出典を持つ『平常心是道』。更に延長すれば信心銘に出展する『万法一如』・・・・宝蔵録にある『天地と我と同根、万物と我と一体』。
今日は、梅雨に学べば本来の面目に到達するということを坐りながら思ってください。勿論、言葉を使わずに思う、のは大前提です。コツは自分が“梅雨”に成り切るのです。できれば今日は外に出て、梅雨の雨を全身に浴びながら坐ると良いでしょう。濡れるというのは何か先祖還りしたような気分となり実に良いものです。
慧智(050610)
投稿者 echi : 2005年06月10日 02:47