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2005年05月08日

野狐禅和尚の辻説法『“無心”を感じさせる』 №748

 坐禅をしていてもなかなか“無心”になれないんです、という参禅者がいた。
「本当に“無心”になりたいのか?」と聞くと「本当です」と返ってきた。そこで、「少し辛いぞ、我慢できるか?」と聞き返すと「耐えます」としっかりした返答があったので、私は、参禅者の鳩尾を思い切り打った。考えてみれば空手・柔道・合気道それと書道を合わせて12段の小衲の当身はかなり効き目があったらしく、暫らく声も出ずに蹲っていた。暫らくすると、「何をするだ!」と烈火のごとく怒った。そこで、「無心を感じられたろ」と言うと、「冗談じゃない、痛いだけだ」と。すかさず、「それで良い、それが無心だ」と言ったが、禅堂には二度と現れない。
未知数Nを知りたければ(N-1)を知ることだ。(N-1)は(無心-痛さ)なのだが、解ったかな~。“痛い”という事しか感じない一瞬こそ“無心”なのだが・・・。
慧智(050508)

投稿者 echi : 2005年05月08日 16:15

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