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2005年03月15日

野狐禅和尚のお応えします『質問:禅とデリバティブの関係についての見解はお持ちですか?』№697

昨日の早朝、過激な回答になり易い質問を頂きましたが、“全てに応える”のが禅僧の使命である以上、お応えします。
◆先ず、『デリバティブ』に関する基本知識
 ある商品や資産の価格、金利等に関連した“特定の指標”に依存して“時価”が決定される商品のことを『デリバティブ』と云います。デリバティブ商品は、農産物、金属といった実質資産から短期金融商品、債権、株式、通貨など広範な金融資産です。
 何故、デリバティブ商品ができるかと言うと、企業(人)は不確実性を嫌うからであり、将来の不安(リスク)である市場経済の特徴である将来(実際の取引時点)の受給バランスによる価格変動がおこるからです。その結果、リスクによって企業は、将来大損害を出す可能性と大儲けする可能性があり、それが予算・実績に大きな影響を与えるからです。
 つまり、『諸行無常』に対する抵抗を『デリバティブ』と言い、その背景には無智な人間の悪癖である“競争(勝者の為に敗者を必要とする文化)”があるので、森羅万象の全てがデリバティブ商品に成りうるし、損得に関わる関係者の数を増やすことで“虚業”を作り上げる効果がありますし、リスクを分散する効果はありますが、人類や地球のリスクを消滅することはできません。言い換えれば『知足(足るを知る)』ことの無い“博打打ち思想(他人の損を得とする輩の考え)”がある限り、“餌”となる弱者が存在しますが、カニバリズム(共食い)の正当化の成果が“デリバティブ”とも言えます。
『一日不作一日不食』ましてや『諸行無常 諸法無我 諸法実相』という真理が少しでも理解できれば、『不幸の婆抜き』が此の世から失せるのですがね・・・。自分の神様が一人で“100%”正しいという思い込みがある限り、此の世に幸・不幸の種はなくならず、地球の崩壊はどんどん早まるだけなのです。残念!!!。
仏教経済学者?の慧智(050315)

投稿者 echi : 2005年03月15日 06:50

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