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2005年03月10日

野狐禅和尚のお応えします『質問:会社勤めをしながら菩薩になることは可能ですか?』№692

 “菩薩”になりたい、と思っただけで、菩薩山の五合目。“坐禅”を始めれば7合目。
日々、利他を心がければ8合目。それが実現できていれば9合目。それらが日常の自然体となれば、正に、貴方は『菩薩』なのです。言い換えれば、“発心”すれば『菩薩ジュニア』であるのが私達です。
大乗仏教は『菩薩道』であり、元来、菩薩道は在家仏教です。在家のままで家庭を持ち、仕事を持ち、社会生活の中で分け隔てなく助け合いながら暮してゆくのが菩薩道の本願です。ですから、観世音菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩などなど、地獄餓鬼蓄生などの苦悩を救う六道能化の菩薩といわれる地蔵菩薩を除いては、どの菩薩さんも髪の毛を長くし、首飾りや腕輪、イヤリングをしています。それが在家の証拠です。
 菩薩道は、上求菩提下化衆生、上を向いては仏の智慧を学び、下を向いては人類に奉仕することです。
 仏の智慧、即ち釈尊が自覚した『一切衆生悉く皆具有す』という仏心は『大智と大悲』が表裏一体となった不可同不可分の心の状態で、今風に言えば『智慧と慈悲』の二面が一枚であるということです。繰り返しますが、『上求菩提』は“仏の智慧”を求めて修行する事。『下化衆生』は仏の慈悲を実践してゆく事です。ですから、悟りを開くということは同時に実践できているということです。内緒ですが、“そこ”が『公案』の肝です。
言い換えると、私のように、時には、衣を着て、手巾をしめて、肩に袈裟を掛け、時にはスーツ姿で金儲け指南をしているなど『菩薩』の風上にも置けない“野狐”か“狸”のような者で、ロクな者じゃないんです。しかし、菩薩であろうという心があるから、少しは多めに見てください。そして、菩薩は仏の仲間ですし、心身一如の観点からすれば、“この身”を傷つけたり、病気なるのは厳禁なのです。『癌』になるなど論外なのです。(懺悔します)
 纏めますと、サラリーマンをしながら、公正公平、自利利他(坐禅+ボランティア+仕事)を行い、『人類』全ての苦しみや悩みを救おうという気持を込めて仕事の時は仕事の目標達成に励み、坐禅のときは四句誓願度になりきっていれば、『悟り』なんか開けなくても、其の身が、そのまま菩薩なんです。即ち、それが活人禅会・即心菩薩会でいう『即心菩薩』なんです。だから、我らは皆、菩薩ジュニア=即心菩薩、安心して利他に励もう!!!)
慧智(050310)

投稿者 echi : 2005年03月10日 06:53

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