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2005年03月07日

慧智和尚の経済学者的な日本の見方『日本丸が沈没する前に救え』№689

西武の堤さんは逮捕され、事件は小泉さんの母体である自民党森派へと火の粉が飛びそうである。また、国土計画や西武鉄道の危機で、正常債権にしていた銀行が不良債権にせざるを得なくなるかもしれない。つまり、メインバンクである「みずほ銀行」への影響は大きいだろう。まあ、それに比べて「フジテレビ対ライブドア」の実況中継は、野球人気の上を行っているから面白い。
しかし、私に言わせれば“どっちもどっちも”である。経済問題の本質は、幕末に似た「外国船討ち払い令」のような「外資排斥現象」が日本国内に起きたり、“ハゲタカ”が新生銀行の買収で2千億円以上の儲けを出した金への課税問題(勿論、ハゲタカファンドがライブドアの黒幕であるリップルウッドなども含む)、その余波を受けてストックオプションを給与所得とみなす最高裁判決、シティバンク排除、追っ付け始まるリーマンブラザーズ虐め。しかし、そんな世相であっても“ハゲタカファンドの守護者である竹中大臣は、ひとり気を吐き、その弁護と小泉さんの郵政民営化などの弁護に大忙しで、年金だ、北朝鮮だは眼中に無いし、挙句の果ての発言は、『景気は踊り場』と嘘まで言っている。日本のGDPが第三、四半期連続マイナス成長ということは、景気は後退している以外の何ものでもない。しかし、嘘は上塗りしていなければ政権がもたない。竹中大臣の思惑は外資への応援歌を歌い、株式市場にカネを流して株価をつりあげるための資金を市中にバラ撒くこと。しかし、浅はかな経済学者の知能では思惑通りには行かない。竹中氏の自己矛盾の投影が銀行に対する金融庁の検査を厳しくし、貸したくても銀行は貸せず、逆に引き締めている。その上、財政引き締めで、長期金利は上がりだし1,5%は目前。言い換えれば国債価格は下落する。しかし日銀の特権から、日銀の資産評価法は“取得原価法”で時下ではないので、堂々と粉飾決算が出来る。ご存知の通り、日銀が持っている国債は150兆円で価格が1割下がれば15兆円の損が出るので、社会保険だ郵政だ、道路公団などと言って国民の目を他に引き付けようとしても、近い内にそれも出来なくなるだろう。しかし、このような時に政府にには“神風”が吹き、巷は面白ネタでイッパイ。資本金1億円、準備金5兆円の日銀が“10兆円”の増資が正当だという声が大きくなれば、間違いなく『インフレ』を仕組むしかない。人口が減り始めたという事実は年金が破綻することに通じるが、それを誤魔化すには市中に金をばら蒔く『インフレ』しかない。言い換えれば、日本の憲法の精神である“本来あるべき姿”とは180度違う、“浪費家時代”へ国民を誘導するしかない。昨日まではデフレ、明日からはインフレだと狼少年が走り回る。走り回わっているのは“アメリカの傀儡政権である小泉・竹中、そしてKO大学グループの学者だ。『金』は何のために存在するのか。国家経済、国際経済に対する利便性を高めるための手段としてのはず。言い換えれば、国民・人類の幸福の確実性を担保する手段だ。しかし、世界を博打場にして胴元で設けようとする株式会社アメリカは、ごく一部の勝ち組を作るために、多くの負け組を必要としており、日本の入るグループは見えている。だから、私は、『競争の時代』という悪魔の囁きから『協奏の時代』という菩薩の助言を聞くべきだと言いあるっている。利益主義の会社や産業は、諸業無常を知らない。企業25年説は言うまでも無く、物は巷に溢れ、家には不用品の山。土地だって都合の良い所は“ハゲタカの棲家”になっている現在。インフレを仕込んで何に金を使かわそうとするのか。
 私は、今こそ原点に帰り考えるべきと主張し、極論的に言えば『輸入大国から自給自足』へと言いたい。最低限の住まい、食料、そして“生甲斐”となる趣味と“正しい教育”だ。勿論、鎖国をしろなどとは言わない。ブータンを見習えとも言わない。日本に必要なのは“真実を見抜ける眼と行動力”を養う本物の教育を行うことに注力さえすれば良い。それで『無対立・無犠牲・自主独立』の国作りは可能だ。
 欧米の対立は利害相反が原因。パンダの縫い包みを着たタヌキツネの国である中国の騙しは「今年は元を切り上げない」というがドルに連動している元は、ドル安で必然的に下がることは噯にも出さない。中東は宗教戦争と石油の争奪戦で、戦争状態は続くだろう。その上にガメツイ胴元の国アメリカは負債を国連(日本の負担が世界一多い)に押し付けて撤退を始めている。北朝鮮の応援団であるロシアは風見鶏、韓国は民族主義、何をするか解らない。されど、どう騒いでも4~50年で化石燃料は枯渇する。
という状況では“インフレと政権混乱”は必至であり、子供達は元気を無くし、ニートは増大し、年金生活者が潰れる。
そこで、私なりに、近未来の生活スタイルを予想すると、『教育+農業+観光+製造+中古住宅流通』が生残る。
 つまり、『菜根譚』なのだ。“質実剛健・質素倹約、物を大事に使う使い回しを推進する平和主義の国”、それが『日本』へ向うべき方向なのだと思う。言い換えれば、競争より協奏。互恵と個性の尊重が重要なのだ。金や物に幻惑されない心の豊かさを標榜する国なのだ。
今こそ、『禅』思想を世界に叫ぶべきだ。禅寺よ、禅坊主よ、風流な参禅者よ。今こそ、発言し行動しよう。袈裟・衣で抗議しよう。無抵抗主義のデモを見せよう。
新聞を読んで我慢の限界を少しだけ越えて過激になっている慧智(050207)
今夜は朝まで坐るぞ!!!!

投稿者 echi : 2005年03月07日 16:55

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